「珍宝館」 オススメ度:★★★★★

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ちょっと遠出シリーズ。
東京から車で2時間ちょっと、群馬県吉岡村にある珍宝館。
温泉でおなじみの伊香保のすぐ近くだ。
私が主催した「珍スポバスツアー -群馬を行く-」で巡った。
ここは秘宝館好きの間では、とても有名な珍スポである。
なにで有名なのかと言うと、もちろん館長のちん子さん。
館内をちん子さんが解説してくれるのだが、その内容が毒ッ気たっぷりで、かつユーモラス。
ここでしか味わえない独特の世界観なのだ。
では、詳細をご案内しましょう。
 
 
 

館長のちん子さんの名解説に身をゆだねる

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珍宝館の入り口。
最近、改装工事をしたらしく、建物や看板はかなりキレイだった。
受付にいたのはマン長こと、館長のちん子さん。
入場料を払いつつ「解説してくれますか?」とお願いすると「もちろん」と快諾してくれた。
さあ、ここからちん子ワールドの開始である。



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こちらがマン長のちん子さん。
推定年齢60台中盤のおバアちゃんだが、あなどってはいけない。
立て板に水のマシンガントークで、入場者を圧倒する。
我々は珍スポバスツアーを組んで、18名で行ったのだが、全員をいじり倒していた。
「あんたは勃起不全のふにゃふにゃチンコだ」
「あんたの乾いたマンコじゃ、男は勃起しない」
「私は1週間に10回セックスをしている」
だの、のっけから凄まじい下ネタ攻勢である。
毒舌の中に、軽妙なユーモアを織り交ぜたトークは、綾小路きみまろのソレに良く似ている。
無駄がなく、キレイに構成されたトークスクリプトに、ちん子さんのクレバーさがにじみ出ている。
以前紹介した新橋の居酒屋「かがや」の店長もそうであったが、ここのちん子さんも全く笑わない。
終始、真顔で、ヤバイことを言いまくるのだ。
そのギャップが面白くも恐ろしく、一瞬で空気を支配された。
受付にいた時は、人間味があって田舎のオバアちゃんって雰囲気だったのだが、解説を始めたとたん顔つきもオーラも変わった。
おそらく、このキてるキャラクターはすべてが素の状態ってわけじゃなく、演出の部分もあるのだろう。
ちん子という役を演じて、数十年。心から尊敬すべき職人だ。

まずは、上記写真の「夫婦岩」を解説してくれる。
女性器のような岩の上に、亀頭みたいな岩がのっかっている。
チン岩は天然物らしいが、マン岩は旦那が夜なべして作ったそうだ。
旦那いるのか、そうか。
夫婦岩の解説を終えると、とつじょマン長さんは、全員の股間を触りだした。
ソッと触れ「あんたのは子供店長」「乾きマンコ」「ふにゃちん」などとコメントを付けていくのだ。
中でも「たまごクラブ」「ひよこクラブ」「こっこクラブ」の3連続コメントには、心底爆笑した。
なんだ、そりゃー。単語選びのセンスが高すぎる。



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ちん子さんが無表情で客の陰部を罵りまくっている中、飼い犬とおぼしきカワユイ犬が、足元にすり寄ってきた。
なんというコントラスト。
シュールすぎるだろ、この世界観。



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庭の解説を終えたら、広々とした展示室へと移動する。
グズグズしていると、ちん子さんが手スリをバンバン叩きだし、「ほら、早く早く」と叱られるぞ。



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そして、館内で解説再開。
さきっぽにチンコがついた物干し竿を使い、熱い解説がはじまる。
「春画にこめられた意味」「下から覗きこむと女性器が見えるノーパン人形」などをユーモア混じりに説明してくれた。
アハハハハなどと笑って油断をしていたら、ちん子さんはとつじょ僕を指差し「お前のチンコを見せろ。さあ、早く」と言い出したのだ。
最初は「いやいや~」などと冗談っぽく返していたのだが、真顔で「早くしろ」と1分以上言われ、これは脱がなきゃ先に進まない流れだと察した。
こんなに明るいホールで、何の脈絡もなく、なぜ僕はチンコをさらけ出さなくてはならないのか?
今年に入って1番動揺した。
ええいと覚悟を決め、ズボンに手をかけたとこで、チン子さんは別の話題をしだした。
僕は、心をレイプされた。




展示品を見てみよう

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そんなこんなで、心を蹂躙されつつも、ちん子さんの解説は終わった。
時間にして約20分程度だが、ものすごく濃厚なひと時であった。
まさに名人芸。これは全力でオススメだ。
さて、解説が終われば、あとは自由鑑賞の時間。
館内はそれほど広くないので、じっくり鑑賞しても30分あれば足りる。



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数ある展示の中でも、特徴的だったのは「人間のヌードに見える木シリーズ」だ。
100体以上のヌード木が、好き勝手なポーズをしている。
それらが床に並んでいる光景は、阿鼻叫喚のアヘン窟のようである。



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アップにすると、こんな感じ。
木の形をそのまま利用して造形しているので、胸部が異常にふくらんでいたり、チンコから変な玉がでていたりと、1体1体が個性的だ。
ただ、どれも両手を広げ「いらっしゃーい」と異性を迎え入れている。



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チンコに似た木、女性器に似た木を飾っているコーナー。
彩色されていたり、仏が彫られていたりする。



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川辺などで拾ってくるのだろうか、女性器に似た石ころを200点あまり展示していた。
中にはモザイクもののリアルな逸品もあれば、ちょっと縦筋が入っただけのもあり、ピンキリだ。
珍宝館の展示物は、チンコみたいな木とか、女性器みたいな石とかの自然物が多いのが特徴である。



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交尾中のタヌキの剥製。
オスは気持ちよさのあまり絶叫しているのか、迫力満点の表情だ。
きっとオラオラ系なのだろう。



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オナガチャ 500円

オナホールがゲットできるガチャガチャが入り口に置かれていた。
お値段は500円で、使い捨てタイプのオナホ。
中学校の近くの暗がりなどに設置すれば、かなり需要が生まれそうだ。



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お土産売り場には、僕の大好きな江頭2:50のサイン&チンタクが飾られていた。
ちょっと前に、歌舞伎町で行われた江頭ライブで、彼のチンコを実際に見たんだけど、こんなに大きくなかったはずだ。
もしかしたら、タクを取る際に、甘く勃起をしていたのかもしれない。




今日のお土産

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珍あめ大1000円 

今回オススメのお土産はコチラ、珍あめ。
見ての通り、チンコの形をしたペロペロキャンディーだ。
僕は、写真のより1回り小さい、400円のを買った。
舐めてよし、入れてよしの一石二鳥なお土産。
職場で配って、あらぬ噂を立てられよう。

といった具合です。
ここはもう絶対にオススメ。
とにかくちん子さんの解説が凄すぎる。名人芸。
秘宝館好きなら一度は行ってみてくださいな。



「珍宝館」の情報
オススメ度:★★★★★
アクセス:JR「高崎駅」からバスで1時間。上野原バス停すぐ。
住所:群馬県北群馬郡吉岡町上野田3366 地図
電話:0279-54-5956
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
予算:800円
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